大学は国公私と分かれていますよね。将来大学職員になりたいと考えている人の中には、これらの待遇面について、あまり違いがわからない方もいらっしゃると思います。
その中でも私立大学は待遇面で圧倒的にお得なので、断然オススメです!
確かに3種類あるけど、待遇はどう違うんだろう。
学生目線ではわかりづらいだろうから、今回は待遇の違いについて解説してみたよ。
国立大学の待遇は低い
はっきり申し上げると、国立大学職員の待遇はあまり良いものとは言えません。これは準公務員扱いであり、国の補助金で運営されている面が非常に強いことが理由となります。
え?国立大学は偏差値も高いし、私立より安定してそうだよ。
確かに安定という面では、国立大学が一番かもしれないね。でも…
はい、ご参考までにアガルートアカデミーさんの記事をご紹介いたします。
サイトを見ると明らかなように、平均を見ると、35歳で479万円、50代で667万円となっていますね。これを低いと見るかどうかはサラリーマン全体の平均年収と比べる必要がありますが、そもそも大学職員を目指している皆さんは「まったり高給」をイメージされてはいませんか?
そう考えると、あくまで私立大学と比べると国立大学は待遇が低めであると考えられます。先ほど申し上げたとおり、国立大学とは準公務員扱い、すなわち公務員の待遇をベースに作られているんですね。だからこそ大手民間企業やジョブ型の会社と比べると待遇はやや落ちることになります。
さらに、大学業界は基本的に年功序列であるため、若い時に頑張ったところで大幅に昇給することはありません(時間外手当は別ですが)。そして入職するためには、公務員試験に準拠した「国立大学等法人」の試験を突破する必要もあります。
こうした理由から、せっかく大学職員を目指すのであれば、国立大学はあまりオススメできないのです。
国立大学の職員は試験もあるし待遇も良くない
公立大学も国立とほぼ変わらない
では公立大学はどうでしょうか。
公立は都立とか県立のことを指すの?
そうだね。都道府県が運営している大学のことだよ。
公立大学の場合には、地方公務員、つまり都道府県の待遇がベースとなっているため、国立大学とあまり大差はありません。ざっと調べたところで参考になるサイトはありませんでしたが、概ね国立と同じものと捉えて大丈夫です。
ただし就職活動は私立大学に近く、大学独自で実施している採用試験に合格することで職員になることができます。その点、国立大学よりもハードルが少し低いかもしれませんね。
また、都道府県の公務員で働いている方が出向・異動という形で大学に赴任する場合もありますので、公立大学は国立と私立のハイブリッドという見方ができるかもしれません。
公立大学も国立大学とほぼ同じ
私立大学の待遇は抜群
当サイトは特に私大職員になる方を応援する内容なので、当たり前といえば当たり前ですが、私立大学職員の待遇は圧倒的にホワイトです。
ちょっと贔屓目に行ってない?
自分自身のことなので、否定はしません(笑)
しかしながら、ネットで調べれば山のように情報が出てくるとおり、私大職員は文系最後の楽園(?)ともいうべき素晴らしい待遇が保障されています。
日本私立大学連盟が実施する「教職員待遇状況調査」というものがあるのですが、国立大学と比べると、35歳で650万円、50代では1000万円にもなる場合も多いです。この理由は、私立大学の財源の中心が学生募集による納付金(授業料)で賄われていることが挙げられます。
国からの補助金ももらっているんじゃなかったっけ。
一部「経常費補助金」としてもらってはいるけど、収入の大部分は自分たちの営業=入試で稼ぐものなんだよ。
そのため、私立大学職員を目指す場合には、その大学の規模(収容定員)にも着目しましょう。一概に大きい大学の待遇が良いとは言えませんが、大学にももちろんスケールメリットがあるので、大きい大学のほうが待遇が良かったり、教育研究活動が充実しているケースが多いのは事実です。
就職活動に関しても、他の民間企業同様に採用活動を行なっているので、マイナビやリクナビといったリクルートサイトからエントリーして、書類選考・面接・内定のような流れで進んでいきます。
目指すなら私立大学がオススメです
まとめ
国立、公立、私立の待遇の違いはわかったかな?
よくわかったよ!国公立は公務員に近いということなんだね。
そうだね、でも大学職員は全体的にライフワークバランスは取りやすいから、国公立の大学で働くことも選択肢としては十分にありだと思うよ。
私立大学は経営難になることもあるもんね、色々悩んじゃうな〜。
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