大学には、国立・公立・私立がありますよね。私は私立大学に勤めている訳ですが、就職活動の時には国立大学も受けていました。しかし、改めて振り返ると本当に私立大学で良かったと思っています。
待遇とかが違うのかな?
待遇については大きく違うね。まずは就職の仕方から見ていこう。
私の年収も公開中!!!
普通に就職活動する
私立大学の就職活動は他の民間企業と同じです。マイナビやらリクナビやらに登録して、採用情報を見てエントリーする形です。経団連の就活ルールを遵守する向きが強いので、例年5月頃から活動が始まると考えると良いでしょう。
ぼくはマイナビを使って就職活動をしたよ。
確かに募集数などの分母はマイナビが多い印象だね。
公立大学も独自採用についてはマイナビ等で募集を行っています。しかしながら、地方自治体からの出向という形もありますので、公立大学は少し特殊な位置付けですね。
一方、国立大学は準公務員的で、共通の筆記試験突破後、各大学の面接を受ける流れになります。
参考サイトはこちら!
面白いのは、正式名称が「国立大学法人等職員」なので必ずしも就職先は大学だけではないことです。
博物館や天文台などがあり、バリエーションの多さに驚かされます。
国立大学は公務員試験対策が必要
待遇は圧倒的私大
私大を強くおすすめする理由は何を隠そうこれですね。私大が高すぎるのか、国立が安すぎるのかはわかりませんが、100%国の補助で成り立っている性格上、国立大学で働くなら安月給を覚悟しなければなりません。
とはいえ、ライフワークバランスは取りやすいと思います。
給与だけでなく、そこも大学職員の魅力だもんね!
参考サイトはこちら!
平均年収:約600万円
初任給:約18万円~22万円
初任給は大体同じようなものですが、平均年収は大きく変わります。内部資料で出せないのが申し訳ないですが、肌感覚で私大の平均年収は800万円程度だと思っています。ちなみに私の大学は900万円台半ばぐらいといったところです(もちろん年齢構成も関係していますが)。
600万円でも十分じゃない?
そうだね。ただ、次に上げる理由も是非考慮してみてほしいな。
私大は給与が高い
文科省からの出向先
待遇は元より、私が国立大学で働く上で厳しいなと感じたのはここです。公立大学にも同じことが言えるのですが、要職などの役職者は文科省からの出向で来るケースが多く、国立大学法人等職員試験を突破して採用されるなどの独自採用で職員となった場合に、出世の限界があるということです。
でもみんなまったり仕事するなら出世しなくていいんじゃない?
それはそうだけど、サラリーマンとして権限がないのって結構辛いと思うよ。
さらに国立大学という性格からして、ド派手な仕事ができる訳でもありません。どういうことかと言うと、私立大学は建学の精神に基づいた個性的な教育ができますので、その分野で輝かしい業績を上げることもできるでしょう。例えば、国際交流に強い大学が独創性の高いプログラム開発のために海外出張しまくるなどを指します。
この辺りに私大で働く楽しさがあると思うのですが、いかがでしょうか。
上司は文科省の人
まとめ
私立と国立で結構違うんだね。
うん。私学は自力で稼がないといけないからウィークポイントがない訳じゃないけどね。
そっか。地方の私大が定員割れしてしまうと待遇にダイレクトに跳ね返るもんね。
でも国立も私立も学生のため、ひいては日本という国のために働いていることは変わりないんだよ。
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