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【倍率数百倍?!】大学職員が狭き門なのはなぜなのか

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まったり高給の代名詞(?)でもある大学職員。その倍率は時には数百倍にもなる職業ですが、このブログをご覧の皆さんもビビってしまうのが正直なところだと思います。今回はなぜ倍率が高いのかという理由に加えて、選考を受ける上での心構えについてもご説明していきたいと思います。

 

採用数若干名って少ないよね。

大きい大学でもせいぜい10名ぐらいじゃないかな。

そんなに職員は必要ない?

数名しか募集しないとなると大学職員の数自体がそもそも必要ないのでは?とお感じになるかもしれません。一部正しいことではあるのですが、だからといってアルバイトや派遣職員で揃えれば良いというものでもありません。では適正人数はどれぐらいなのかというと、大体学生数1000人に対して10人から20人ぐらいだとお考えください。

5000人規模の大学であれば大体100人、10000人以上の大規模大学であれば200人程度でしょう。この人数は専任事務職員の数であり、嘱託や臨時などは含んでいません。また、キャンパスが多いほど割合は上がります。

そして多くの場合定年は65歳ですので、一度就職すると40年ちょっと勤めることになりますよね。つまり、仮に100名の職員を維持するとなると、毎年2.5人を採用する計算になります。もちろん人口ピラミッドの具合によっては、大量の定年退職が発生する前後で例年より多く採用枠が設けられることもあるでしょう。

適正人数を把握しよう

 

待遇の良さが世間に知られてきた

次に倍率の高い要因は何を隠そうこれでしょう。このブログでもご紹介していますが、大学職員の待遇は非常に良いものです(私立大学に限る)。これらの情報が2000年代からネット上で取り沙汰されるようになり、それまで知られていなかったこの仕事もスポットライトが当たるようになったと言えます。

なんでそんなに待遇が良いんだろう。

社会インフラであることと、安定した収入(学費)の大きさだろうね。

冒頭でもご紹介しましたが、近年では書類選考の時点で倍率が数百倍というのもザラです。多い時で私もESを1000枚ほど読んでいます。だからこそ、テンプレのようなESや応募書類は響きませんので、業界研究や大学研究の重要性が非常に高くなってきました。

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ライフワークバランスの流れに乗った

 

大学職員のレベルが上がった

昨今の私学関連法規の改正により、大学職員に求められる能力が非常に高度なものになってきました。具体的にはただ窓口対応をするだけではなく、少子化や教育の多様化、IT化や国際交流のあり方が変化するなど多くの外的要因に対応し、大学運営の中核を担う存在として重要視されてきたからです。教育を担う人間が新しいことに対する受容性が低く、求められているサービスを導入できないというのは非常にマズイですよね。

だからこそ大学職員は待遇に惹かれて多くの人が応募してくださるのですが、こちら側もシビアな目で選考しなくてはならなくなったのです。その意味でこれまでの経験や学生時代学んだことをしっかりとアピールすることはとても大切です。また、「大したことやってないよ…」ではなく、どんな困難でも乗り越えた経験や思考力が重要です。仮に倍率が高くてもご自身の強みに自信を持って選考に臨んでください!

戦う敵は倍率ではない

 

まとめ

僕も自分の強みを分析してみるね!

それが大事だよ。自分にとって大したことなくても、面接官は本質までしっかり見ているからね。

それに入ってからがスタートだもんね!

そのとおり!言い方悪いかもしれないけど、組織にぶら下がる気満々の人は当然通らないよ。