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大学職員の人材育成とは?気になる研修制度について解説します

採用担当をしていると、やはり皆さん気にしていらっしゃるのが研修制度です。その大学に入職した後、どのように自分を育ててくれるのか。どういった教育システムがあるのかという質問を多く受けます。そこで今回は、大学職員の研修制度についてご紹介していきます。多くの大学で行われている基本的なものをご紹介しますので、皆さんのご参考にしていただけますと幸いです。

就職した後も勉強する必要があるの?

そうだよ、入ってからがスタートだからね。

階層別研修

こちらは名前のとおり階層別、つまり職員として一定のタイミングごとに行われるものです。わかりやすいのは新人研修や初任者研修といった、着任してすぐ行われる研修でしょうか。新人研修の中身としては、社会人としてのマナーや振る舞い、大学職員としての基礎知識などイメージしやすいものが用意されています。

階層別ってことは、他にもあるのかな?

うん、若手・ベテランなど年齢に応じて展開されているね。

ベテラン層などでは業務創造研修や事業構想研修といった、難しい名前を冠した研修も行われたりします。簡単言えば、大学を発展させる上で新たな価値を生み出すための能力を培うものですね。
外部の機関が実施する研修も!
年齢に合わせて行われる研修
 

目的別研修

名称は様々ありますが、目的に応じて実施される研修もあります。わかりやすいものでいくと、管理職を対象とした研修や若手を対象とした自身のキャリアステップを考える研修、専門分野に特化した研修などが該当します。

部署の数だけありそうだね!

細かいジャンル分けをすればもっと多いよ。

私が実際に受けた研修は、業界で横のつながりを育む(他大学職員交流)研修や人事労務における研修などですね。内容が特化している分、対象者には刺さる内容であることが多いです。
対象を絞って行われる研修
 

自己啓発研修

研修というよりは福利厚生に近いものかもしれません。名前からもおわかりのとおり、職員が自身の受けたい研修や能力を伸ばすための講座、資格取得といったものについて申請し、受講料を大学が負担するものです。大学によって異なりますが、業務との関連性で負担率が変わったり、懐の広い大学では全額免除なんてこともあるでしょう。

僕は簿記を受けてみたいな。

数字に強い職員は重宝されるから、人事部からも喜ばれるかもね。

大学によって異なる自己啓発研修
 

まとめ

大学職員になってからも勉強する姿勢は必要なんだね。

そうだよ。むしろ、時代の変化は早くなっているから学ぶ癖を早くからつけておいたほうがいいね。

どの大学もこの3つぐらいは用意されてるの?

うん。あとは人材育成にどれだけお金をかけているかで、種類が豊富だったりするね。