検索サイトで「大学職員」と入力すると、「やめとけ」というキーワードが出るんですよね。現職からすると、なんで??って感じですが、ブログや記事を拝見すると納得する部分もありましたので、今回触れていくことにしました。
ホワイトって言われてるのに、なんでかな?
だからこそ、かもしれないね。他のブロガーさんの記事を引用しながら見ていこう。
将来が安泰ではない
2018年問題が叫ばれ、もはや過去のこととなりましたが、これは実際にそのとおり過ぎて反論の余地もありません。既に地方の大学は定員割れが常態化しており、統廃合も進んでいる状況です。
参考にさせていただいたブログ
まぁ、流石に東大とか早稲田とか有名大学が定員割れになることはないでしょうが、
現に地方の大学では定員割れが続出しています。
例えば4年分の学費が400万円だとして、
10人定員割れだったら、
企業でいう所の売上が4000万円も減るわけです。
ぐうの音も出ない
定員割れってこんなにダメージ大きいの?!
そうなんだよ。さらに都内の大学も定員管理の厳格化によって、二重の苦しみがあるんだよね。
そう、 地方の大学は元より都内の大学とて安泰ではなく、定員管理の厳格化によって、かつては定員の1.2倍まで許されていたものが年々厳しくなっているのです。これを破ると、補助金減額という罰が待っています…。
偏差値の高い大学は合格者を絞れば良いのですが、中堅・下位層の大学は滑り止めとして合格ラインの判定が非常に難しい状態が続いています。
18歳人口の減少&定員管理の厳格化
専門性が身につかない
これもあるあるだと思います。大学職員を目指す人は、「学生に寄り添ってサービスを提供したい」や「成長を身近で感じたい」などを死亡理由にされていることも多いと思います。現に、教務部門や学生部門など学生と接する部署も多く存在し、その夢を叶えることもできるでしょう。
しかし、です。それって他サービス業で言えば、窓口・受付係でしかない訳であって、年数を経たところで自身のスキルには何一つ身につくものはないんですよね。
参考にさせていただいたブログ
た、確かにそうだけど、その部門の知識とかもつくじゃん!
例えば奨学金に関する知識とか、教職課程に関する知識が他の業界で活きるの?って話だよ。
うう…。
えぐい話ですが、大学職員でキャリアを積んだとしても、そのスキルを活かす先は同じ業界か行政の外郭団体(図書館や社団法人等)ぐらいでしか通用しません。しかも待遇で言えば、私大職員のほうが遥かに良い訳で、この先のキャリアの発展はないと言えるでしょう。
他方、キャリアコンサルタントや私のような人事労務、財務系や語学スキルなど他企業でも通用する部門も存在はするので、自身のキャリアを考えた時には、どの専門性を身につけるかというのは非常に重要な問題です。
だから私は人事労務に振り切ることに決めました。
学生と接しているだけではダメ!
人間関係が辛い
こちらも良く言われる話ですね。 社会が小さいので、人間関係がこじれたり、合わない人が近くにいると精神衛生上非常に良くありません。特に優しい性格の方や、線の細い方などストレスを溜めがちな人にとっては辛い環境と言えます。
参考にさせていただいたブログ
人間関係はどの職場でもある気がするけど…。
ただ、大学の場合は人材の流動性が低いから厳しいのかもしれないね。
こればかりはある種、上手く立ち回るしかないような気もします。私も学内に敵がいないかと言われればそんなことはなく、幾度となく衝突してきた過去もあります。しかし、やりたいこと、成し遂げたい目標がある場合には衝突は避けられないものですし、もしのんびりと働きたいだけなら迎合するのも手だと考えています。
大学職員で何がしたいか
まとめ
残念だけど、他のブログで書かれていることに嘘はないね。
うん。でも不満がない職場なんてないはずだよ。
確かに!
他の業種にはないメリットもたくさんある訳だし、自分が何を求めているのかを考えておく必要はあるね。