大学職員と聞いて、どのようなイメージを持ちますか?
最近ではネット情報でも出回るようになってきたので、その厚遇ぶりが世間にも知られるようにもなりました。
今回は私の給与を元に、一例として待遇についてお話します。
あくまで一例として捉えてくださいね。
結構大学によって違いがあるもんね。
都内中堅私大30歳前半の年収
令和3年分の年収はズバリ、6,368,557円でした。
なお、前年は6,372,800円です。
ちょっと待って、なんで前年より下がってるの?
降格でもしたの??
そんなことはございません。
単純に、令和3年は妻が正社員として働き出した分の「家族手当」が外れたからです。純粋な昇給としては前年より+20万円ぐらいしています。
基本給や手当はどんな感じなの?
基本給は30万、手当合計が大体5万円くらいかな。
ちなみに30歳になるかならないかぐらいで600万円には乗っていましたので、「30歳=約600万円」は一つの目安になるかもしれません。
賞与について
気になるボーナスについても触れておきます。
令和3年の収入(約640万)のうち、賞与額は170万ほどだと思います。
ありがたいことに令和3年は賞与満額となりました(前年同様)。
はっきり言って、コロナ禍で辛い思いをされた学生さんや学資負担者の方には申し訳ない気持ちです。。
私の勤める大学は、臨時の奨学金やPC無料貸し出しなどできうる限りの支援を実施しましたが、それでも通常とは異なる状況での学生生活となってしまいました。いただけるボーナスはありがたいですが、今後も襟を正して仕事をしていきたいと思います。
令和3年予想
はい、私は人事部門で働いているので、次の年の自分の年収も大体わかっております。
夢のない話ではありますが⇦
そんな令和4年予測はこちらです。
6,500,000円(102.1%増)
基本給の昇給を含めて年額で20万円弱程度は上がる見通しです。さらに時間外が発生した場合には上乗せされるので、人生初の700万円台に乗る可能性もあります。
大学職員の今後の待遇について
さて、令和3年分の収入を赤裸々に公開してきた訳ですが、最後に今後の大学職員の待遇について触れておこうと思います。
端的に言うと、大学職員とて今後の待遇は保証されていない、と考えています。
でも令和3年は賞与満額だったんでしょ?
今回はありがたいことに満額でした。
しかし、上述のとおり、突発的な学生支援に大学の資産をかなり投じた現実があります。また、私立大学の支出の50%〜70%は人件費に消えていますので、今回の支出と今後の入学者減少を考えると、賞与額の削減、手当の廃止に繋がっていくことが予想されます。
まぁでも当たり前ですよね。
日本自体がコロナ禍によって不景気に陥っていますので、大学だけ例外というわけにはいきません。しかもお客さんである18歳人口が減少を続ける今後の大学業界は依然として厳しい現実が待ち受けていると考えて良いでしょう。
今後の待遇は悪くなる可能性大!
まとめ
令和2年は賞与満額で640万円の収入だったね。
ありがたいことだね。でもいくら大学職員でも今後は相当厳しい世界になるよ。
それに学生が辛い思いをしていることも心苦しいね。
そうだね。いただけるお給料に感謝して、より一層学生サービス向上に貢献していきたいと思います。